不遇なヴァイオリン弾きは殿下に見初められる 3
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「あなたの音が好きだ」殿下が真っすぐに私を見つめている――。幼い頃、両親を亡くしたレティシアは音楽を披露して各地を巡る旅一座に拾われ、奴隷のように働かされていた。ある日、「音楽の国」と名高い王国で公演をすることになった一座は、音楽好きの王子から絶賛される。その中でも王子は、レティシアに特別な感情を抱いたようで…
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