たとえとどかぬ糸だとしても: 3
商品詳細
――このくすぶった気持ちの名前を、私は知っている。怜一と璃沙子を見て動揺し、歩道橋から落ちてしまった薫瑠。幸い怪我は足の骨を折っただけで済んだものの、この一件から、薫瑠は怜一に対して猜疑心を抱いてしまう。病院のベンチで泣く薫瑠。どうして泣いているのかわからないウタは、そんな薫瑠を見て、傷つく彼女の姿をみる辛さを痛感する…
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