佐伯かよのSF短編集 (3)
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高橋修二がカメラマンの兄・光一の撮影現場で見たのは一瞬、火の鳥のような炎が見えたモデルの流火だった。光と映像が生んだ幻のような少女・流火の写真は大評判になるが、光一は熊本の山奥で出会った流火には何か秘密が隠されていると感じていた。そして都会に出てきた流火の頭の中に、人を愛してはならない身、恋をすると命にかかわるとの言葉が蘇った時…。
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