イズァローン伝説 (11) カドル(運命)の夜
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目前に迫る、イズァローン城――ティオキアのもとには彼を救世主と、指導者と信奉する多くの民が集っていた。その規模は、一つの村かと見まごう程に膨れ上がり、更にはイズァローンの民をも吸い寄せているかのように見えた。そのことがルキシュ王に対する謀反であると見なされ、ティオキアは捕らえられてしまう。ついに対面するルキシュとティオキア。ルキシュの心は木の葉のように揺れた。
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