機械が人間からすべての労働を取りあげた未来世界。何もかもが満たされ充足し倦怠に陥る人々のために、政府は合法的な殺し合いの場「殺人地帯」を用意した――。
1961年、『SFマガジン』第1回空想科学小説コンテスト奨励賞を受賞した「殺人地帯」を始めとする9篇を収録した、平井和正初期短編集!
《目次》
レオノーラ
ロボットは泣かない
革命のとき
虎は目覚める
百万の冬百万の夢
悪夢のかたち
殺人地帯
死を蒔く女
人狩り
あとがき
わが青春のモニュメント
解説 風見 潤
カバーイラスト・生頼範義
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