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ナイトガーデン 完全版

価格:990円(税込)

アニメイトペイで購入するとABSポイント還元:1%

作者:一穂ミチ

対応デバイス: PC、スマートフォン、タブレット

 0 コメント3件

この商品は電子書籍です。紙の書籍ではありません。

商品詳細

山の中の一軒家で、祖父とふたり静かに暮らしていた柊。そこへ祖父の元教え子である藤澤和章が、蔵書整理に通ってくるようになる。彼はプロダクトデザイナーで、現在は休業中とのことだった。和章の率直すぎる言動に最初は腹を立てる柊だが、交わす言葉が増えるうち、それが無器用なまでの誠実さゆえと気づく。自分同様心に“とげ”を抱えているらしいことにも――。「ふったらどしゃぶり」スピンオフ、完全版で復活。

イラスト: 竹美家らら

作品名:ナイトガーデン 完全版

提供開始日: 2019年 7月19日

初版: 2019年

掲載雑誌/レーベル: ディアプラス文庫

出版社: 新書館

ユーザーの推薦コメント

  • ミニョン

    ※このコメントにはネタバレが含まれています。

    『ふったらどしゃ降り〜』スピンオフであり和章の救済ストーリー。前作もそうでしたけど、今作もタイトルと本文との関わりが濃密で奥深くて、かなり読み応えがありました。

    「出会うはずのなかったものが出会ったのなら、それは出会うべくして出会ったのと同義なのだろう」とは、大いなるパラドックス・矛盾でありながら、真理・真実でもある…植物の世界においては、事実として存在すると知り、宇宙の理を聞いたような感動がありました。

    他にも植物関係で、「連理の枝」の解釈・意味合いは知っていたけど実在するものを見たことはなかったので、調べてそれらの写真を見た時の感動もなかなかでした。同じように「根上がり」は、言葉も何も知らなくて調べて驚きましたし、それらの姿・様子が本当に本文そのままを現しているようで、景色が目に浮かぶようでした。

    読者を巻き込むというか、和章と柊と同じ空間にいて、同じものを見ていると錯覚するくらいにストーリーに浸る事ができる力に圧倒されました。

    「とげ」「(色々な意味の)緑」などのキーワードが、何回も様々な場面で活かされていて、それぞれのキャラの心理描写にも深く関わっていて印象的でした。

    ただ一つ、何とも言えない後味の悪さみたいなものを感じてしまう事があって…前作にも居ましたが、脇の脇でありながら重要人物である「女」の言動・行動が、どうにも許せないんです。BLに出てくる嫌な女が苦手な人には(地雷までいかなくても)厳しいかもしれませんので注意が必要かもしれません。

    『ふったらどしゃ降り〜』スピンオフであり和章の救済ストーリー。前作もそうでしたけど、今作もタイトルと本文との関わりが濃密で奥深くて、かなり読み応えがありました。

    「出会うはずのなかったものが出会ったのなら、それは出会うべくして出会ったのと同義なのだろう」とは、大いなるパラドックス・矛盾でありながら、真理・真実でもある…植物の世界においては、事実として存在すると知り、宇宙の理を聞いたような感動がありました。

    他にも植物関係で、「連理の枝」の解釈・意味合いは知っていたけど実在するものを見たことはなかったので、調べてそれらの写真を見た時の感動もなかなかでした。同じように「根上がり」は、言葉も何も知らなくて調べて驚きましたし、それらの姿・様子が本当に本文そのままを現しているようで、景色が目に浮かぶようでした。

    読者を巻き込むというか、和章と柊と同じ空間にいて、同じものを見ていると錯覚するくらいにストーリーに浸る事ができる力に圧倒されました。

    「とげ」「(色々な意味の)緑」などのキーワードが、何回も様々な場面で活かされていて、それぞれのキャラの心理描写にも深く関わっていて印象的でした。

    ただ一つ、何とも言えない後味の悪さみたいなものを感じてしまう事があって…前作にも居ましたが、脇の脇でありながら重要人物である「女」の言動・行動が、どうにも許せないんです。BLに出てくる嫌な女が苦手な人には(地雷までいかなくても)厳しいかもしれませんので注意が必要かもしれません。

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