ゆうれいなんか見えない!3
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月明かりの下、一糸まとわぬ少女が水を浴びていた。肩にかけられた水がゆるやかな胸の起伏をつたい、太ももから足元へと落ちていく。「んはぁ……」吐息をもらした。――彼女がしているのは心身を清める行為で今やっているのは禊(みそぎ)だ! 神聖な行為であってこれに劣情をもよおし興奮を覚える不届きな人間などいるはずがない! 「……よし、“理論武装”は完璧だ」相変わらずの敦志をよそに会長に迫る霊獣の手。一日に一本ずつ増えていく花が九本に達したとき、会長は霊獣に連れ去られる――!? 「お兄さま」と呼んでくれる依も見どころの“ランドセル少女”退魔物語。
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