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放蕩王子と言っても野心を感じさせない為の軽い振る舞いみたいだし(勿論孤独を紛らわすってこともあるだろうけど)、異民族の長である攻めは獣とは真逆の理知的な男だし(夜は激しいがw)、二人とも自分より家族や周りを慮る優しい人なんですよね。
彼ら以外の異母兄弟や異民族たちも温かい人ばかりで(母親は…野心と言うか自分の存在証明を息子に託した困った人だけど)、重めのストーリー展開ながら嫌な気分になることもなく、読み味のいい物語です。

取引の為に結んだ契約から始まった二人の関係ですが、段々心を通わせていく過程も良かったです。

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城の牢屋に囚われていた他民族の部族長×庶子の女好き王子。
協力関係から本当にお互いを愛し合うまでのストーリーが良かったです。

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アラン王子不憫だけど兄弟仲は良好なために身を引く決断をする。生き方も習慣も違うマタラ族のサウロと結ばれて憂いが晴れて良かったです。

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サウロが一途で男前だからアランも惚れちゃいます。始終イチャイチャしててよかったです!

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ページ数の割に全体的にあっさりだったのが残念。