TJKさんの投稿リスト
85件中25件を表示 1/4ページ
-
-
※このコメントにはネタバレが含まれています。
アラフォーで、そこそこモテそうなのに後輩塩野の(側から見たら分かりやすい)猛プッシュには鈍くて単純な多古井が、オジサンなのに可愛く思えました。
塩野の塩対応は、周りから見たら分かりやすくても、多古井のようなタイプには逆効果なのが面白かったです。私は「いつになったら気づくか」耐久レースしたら楽しそうと思いましたが、一巻完結にそこまでの時間はなくて、塩野が正面突破したのが鮮やかで潔くて見直してしまいました。
どっちかというと私は、塩野のような無表情・表情筋死滅気味のキャラは苦手でしたけど、身体を張って多古井を守ろうとしたり、妙な嫉妬でズレた行動取ったりするのを見て、違うタイプの可愛さを感じました。
二人ともギリギリ年齢的に平成生まれだと思うんですけど、どうにも多古井の行動・言動から昭和臭がするのが、古くて新しい気がして、新感覚ながら懐かしさも感じました。ノリは令和なので、三つの元号のミックス感が楽しかったです。アラフォーで、そこそこモテそうなのに後輩塩野の(側から見たら分かりやすい)猛プッシュには鈍くて単純な多古井が、オジサンなのに可愛く思えました。
>続きを見る
塩野の塩対応は、周りから見たら分かりやすくても、多古井のようなタイプには逆効果なのが面白かったです。私は「いつになったら気づくか」耐久レースしたら楽しそうと思いましたが、一巻完結にそこまでの時間はなくて、塩野が正面突破したのが鮮やかで潔くて見直してしまいました。
どっちかというと私は、塩野のような無表情・表情筋死滅気味のキャラは苦手でしたけど、身体を張って多古井を守ろうとしたり、妙な嫉妬でズレた行動取ったりするのを見て、違うタイプの可愛さを感じました。
二人ともギリギリ年齢的に平成生まれだと思うんですけど、どうにも多古井の行動・言動から昭和臭がするのが、古くて新しい気がして、新感覚ながら懐かしさも感じました。ノリは令和なので、三つの元号のミックス感が楽しかったです。
-
-
こちら『青と碧』のスピンオフです。よくよく作品紹介を確認すれば、しっかり『シリーズ2』とありますけど、作家さん買いしてない人なんかは、結構知らない人がいそうです。
内容は、『青と碧』を引き継ぎながらも、大人というかもう少しシリアスな印象でした。誰にでも何かしらあるような、心の葛藤とか枷とか傷みたいな、実態はないけど存在感だけはやたら大きい「何か」について突き詰めていくような、多少のヒリヒリ感はあった気がします。
それにしても…圧巻の読み応え・絶妙な心理描写・セリフがそこかしこに散りばめられていて、良い意味で盛大なブーメランが返ってくるシーンが何回もあって、その都度してやられてしまいました。
間接的に、でも直接と同じかそれ以上の強さと破壊力で、本人もそうと気づかないまま「好き」を伝える…その手法が素晴らしかったですこちら『青と碧』のスピンオフです。よくよく作品紹介を確認すれば、しっかり『シリーズ2』とありますけど、作家さん買いしてない人なんかは、結構知らない人がいそうです。
>続きを見る
内容は、『青と碧』を引き継ぎながらも、大人というかもう少しシリアスな印象でした。誰にでも何かしらあるような、心の葛藤とか枷とか傷みたいな、実態はないけど存在感だけはやたら大きい「何か」について突き詰めていくような、多少のヒリヒリ感はあった気がします。
それにしても…圧巻の読み応え・絶妙な心理描写・セリフがそこかしこに散りばめられていて、良い意味で盛大なブーメランが返ってくるシーンが何回もあって、その都度してやられてしまいました。
間接的に、でも直接と同じかそれ以上の強さと破壊力で、本人もそうと気づかないまま「好き」を伝える…その手法が素晴らしかったです
-
-
初コミックスとは思えない完成度の高さにビックリしました。学生にはない人間関係の難しさ・複雑さからなる切ないすれ違いに、大人ならではの恋愛観が感じられて良かったです。ラストのタイトルに絡めた着地が見事でした。
初コミックスとは思えない完成度の高さにビックリしました。学生にはない人間関係の難しさ・複雑さからなる切ないすれ違いに、大人ならではの恋愛観が感じられて良かったです。ラストのタイトルに絡めた着地が見事でした。
>続きを見る
-
-
※このコメントにはネタバレが含まれています。
『ずっと君のターン』スピンオフ。このシリーズは3冊以外にも同人誌とか何冊かあるので、漏れなく読んでほしい大好きな作品です。
今回は、本編で当て馬的な立ち位置だった明日馬の話でした。幼馴染みの啓吾との絡みや会話が漫才みたいで楽しかったです。一方で明日馬の抱える問題が、思った以上に深刻で根深いものがあり、ほとんどトラウマ化していて危機的状態に陥った時の衝撃は大きかったです。軽い気持ちで読み始めたけど、実はシリーズで一番重かった気がします。
ここ最近読んだ作品(小説だけど)に「やたらモテるのに、好きな人には好きになってもらえないイケメン」が多く出てきて、今回も似たパターンだったので辛さは分かる気がしました。
しかも二人ともがこのケースで…これも広義では「すれ違い」になるのでしょうか。でも単純なすれ違いでもなくて、時期外れの両片思いでもあるような…幼馴染みだけに長期間、溜まりに溜まった、複雑な物事・心情が絡み合った笑って泣ける素敵なお話でした。『ずっと君のターン』スピンオフ。このシリーズは3冊以外にも同人誌とか何冊かあるので、漏れなく読んでほしい大好きな作品です。
>続きを見る
今回は、本編で当て馬的な立ち位置だった明日馬の話でした。幼馴染みの啓吾との絡みや会話が漫才みたいで楽しかったです。一方で明日馬の抱える問題が、思った以上に深刻で根深いものがあり、ほとんどトラウマ化していて危機的状態に陥った時の衝撃は大きかったです。軽い気持ちで読み始めたけど、実はシリーズで一番重かった気がします。
ここ最近読んだ作品(小説だけど)に「やたらモテるのに、好きな人には好きになってもらえないイケメン」が多く出てきて、今回も似たパターンだったので辛さは分かる気がしました。
しかも二人ともがこのケースで…これも広義では「すれ違い」になるのでしょうか。でも単純なすれ違いでもなくて、時期外れの両片思いでもあるような…幼馴染みだけに長期間、溜まりに溜まった、複雑な物事・心情が絡み合った笑って泣ける素敵なお話でした。
-
-
先生の作品は何作か読んでいますが、じわりと広がる切なさと、それを包み込むような優しさが感じられて好きです。あと現実とファンタジーとの共存というか融合というか、先生独自の世界観みたいなものの見せ方が上手いと思いました。
例えば…成海の結婚から離婚までの理由が現実としたら、紀田との関係はファンタジーに近いのではないでしょうか。漫画の世界では、それらが合わさる事が可能で、物語の深みにもなるし感動するのだと思います。
成海の方が年上で、社会的にも先輩(離婚歴・仕事面)なのに、恋愛に関しては初心者みたいに純粋で怖がりなところが、紀田は年相応で見た目通りのわんこキャラが、それぞれに可愛いと思いました。先生の作品は何作か読んでいますが、じわりと広がる切なさと、それを包み込むような優しさが感じられて好きです。あと現実とファンタジーとの共存というか融合というか、先生独自の世界観みたいなものの見せ方が上手いと思いました。
>続きを見る
例えば…成海の結婚から離婚までの理由が現実としたら、紀田との関係はファンタジーに近いのではないでしょうか。漫画の世界では、それらが合わさる事が可能で、物語の深みにもなるし感動するのだと思います。
成海の方が年上で、社会的にも先輩(離婚歴・仕事面)なのに、恋愛に関しては初心者みたいに純粋で怖がりなところが、紀田は年相応で見た目通りのわんこキャラが、それぞれに可愛いと思いました。
-
-
作品紹介にデビュー作と書いてあって、表紙裏には2冊めとなっているので紛らわしいですが…多分「デビュー作はこちらだけど単行本になったのは2冊め」ということかなと理解しました。先生の作品は最新作から始まりコンプリートする勢いで読んでいます。どの作品も独創的でインパクトのあるものが多い印象です。
今回は、始まってすぐに「いきなり?」なBL展開がちょっと強引だったので、そこだけ少し惜しい気がしましたけど、その辺がデビュー作という気もするし、それ以外は設定も展開も面白かったです。萌人と妹の関係とか細かい設定が随所に散らばっていてそれぞれ活きていたと思います。
特に外せないのが「らら君」ですよね。やっぱり子持ち・子育てものは、一定の年齢以上には有無を言わせぬ可愛いさの破壊力があると思います。あとはタイトル…読む前はあまり意識していませんでしたが、読んでから「あ、そういう意味ね(案外まんまだな)」と思ったり。でも(仮)の意味が分からないなとかタイトルだけでも面白い。展開としては、秋雪の存在・登場はベタだけど、キャラと絡ませ方が面白くて流石の工夫があって楽しかったです。
大人だけのやり取りを見ていると、ちょっとディープな雰囲気がありますが、そこにらら君の真っ直ぐな可愛いらしさが混ざる事で、愛情深い優しいストーリーになっていたと思います。寝ぼけて?萌人相手に小声で「ママ…」と呼んだ時は、胸がギューッとなって、小さいのに頑張ってるのがいじらしくて大応援団を送り込みたくなりました。作品紹介にデビュー作と書いてあって、表紙裏には2冊めとなっているので紛らわしいですが…多分「デビュー作はこちらだけど単行本になったのは2冊め」ということかなと理解しました。先生の作品は最新作から始まりコンプリートする勢いで読んでいます。どの作品も独創的でインパクトのあるものが多い印象です。
>続きを見る
今回は、始まってすぐに「いきなり?」なBL展開がちょっと強引だったので、そこだけ少し惜しい気がしましたけど、その辺がデビュー作という気もするし、それ以外は設定も展開も面白かったです。萌人と妹の関係とか細かい設定が随所に散らばっていてそれぞれ活きていたと思います。
特に外せないのが「らら君」ですよね。やっぱり子持ち・子育てものは、一定の年齢以上には有無を言わせぬ可愛いさの破壊力があると思います。あとはタイトル…読む前はあまり意識していませんでしたが、読んでから「あ、そういう意味ね(案外まんまだな)」と思ったり。でも(仮)の意味が分からないなとかタイトルだけでも面白い。展開としては、秋雪の存在・登場はベタだけど、キャラと絡ませ方が面白くて流石の工夫があって楽しかったです。
大人だけのやり取りを見ていると、ちょっとディープな雰囲気がありますが、そこにらら君の真っ直ぐな可愛いらしさが混ざる事で、愛情深い優しいストーリーになっていたと思います。寝ぼけて?萌人相手に小声で「ママ…」と呼んだ時は、胸がギューッとなって、小さいのに頑張ってるのがいじらしくて大応援団を送り込みたくなりました。
-
-
※このコメントにはネタバレが含まれています。
大雑把に3作品収録の短編集です。先の2作品が、どちらも先輩後輩の組み合わせで同じマンションの住人。ワンシーンだけマンションで出くわして一瞬だけリンクする感じでした。
2組の先輩後輩の話は、全くテイストが違う割にどちらも先生らしい奥深さがあって良かったです。1作めは「同棲するもマンネリ化したCP」の話で、ありがちな設定ですが、それ故に多くの人に好まれるだろう温かさがありました。
2作めは、かなりクズ設定の先輩とどこまでも従順な後輩のお話で、一見すると一途で不憫な後輩なんですが、一途さの中にもクレバーさがあって、最後はフラフラ飛び回る先輩を優しく絡め取り愛情で縛る所が面白かったです。
3作めの『瓢箪から駒が出る』だけ(多分どこともリンクしていない)独立した話で、先生があとがきで仰っていましたが、「攻め×攻め」設定が面白かったです。でも、最後までポジションは未定のまま…でしたので、そこがハッキリしないのを良しとするかどうか好みが別れるかもしれません。
私としては、予想を裏切られるのも楽しめるし、ハッキリしないままでもそれなりに余韻を楽しめました。どれも先生らしい雰囲気があって素敵でした。大雑把に3作品収録の短編集です。先の2作品が、どちらも先輩後輩の組み合わせで同じマンションの住人。ワンシーンだけマンションで出くわして一瞬だけリンクする感じでした。
>続きを見る
2組の先輩後輩の話は、全くテイストが違う割にどちらも先生らしい奥深さがあって良かったです。1作めは「同棲するもマンネリ化したCP」の話で、ありがちな設定ですが、それ故に多くの人に好まれるだろう温かさがありました。
2作めは、かなりクズ設定の先輩とどこまでも従順な後輩のお話で、一見すると一途で不憫な後輩なんですが、一途さの中にもクレバーさがあって、最後はフラフラ飛び回る先輩を優しく絡め取り愛情で縛る所が面白かったです。
3作めの『瓢箪から駒が出る』だけ(多分どこともリンクしていない)独立した話で、先生があとがきで仰っていましたが、「攻め×攻め」設定が面白かったです。でも、最後までポジションは未定のまま…でしたので、そこがハッキリしないのを良しとするかどうか好みが別れるかもしれません。
私としては、予想を裏切られるのも楽しめるし、ハッキリしないままでもそれなりに余韻を楽しめました。どれも先生らしい雰囲気があって素敵でした。
-
-
『ハイブリッド・スターダスト』のスピンオフで、スピン元の聖人の兄の話です。
先生の作品は、真面目で切ないものからコメディ系の明るいものまで、幅はあるしどれも面白いです。特に切なさの表現に何とも言えない独特な翳りと苦味を感じます。スピン元の話も大企業の跡取り関係の争いや、人生に対しての悩みなどありましたけど、こちらの方が(兄の話というのもあり)登場人物の年齢も高くて、それに応じてしがらみも多く、難儀な点では上回っていました。
心によく効くブレーキを持ってる人って、知ってか知らずか、意識とも無意識とも考えるより前に自分にブレーキをかけてしまうのでしょうか。凛を見ていると、そうする事が息をするように身についているようで切なかったです。
ラストで再会した後の様子を見て、いかに自分を抑えていたかが伝わってきました。
どちらかだけでも楽しめますが、両方読んだ方が兄弟の関係性やお互いの気持ちがよく分かると思います。『ハイブリッド・スターダスト』のスピンオフで、スピン元の聖人の兄の話です。
>続きを見る
先生の作品は、真面目で切ないものからコメディ系の明るいものまで、幅はあるしどれも面白いです。特に切なさの表現に何とも言えない独特な翳りと苦味を感じます。スピン元の話も大企業の跡取り関係の争いや、人生に対しての悩みなどありましたけど、こちらの方が(兄の話というのもあり)登場人物の年齢も高くて、それに応じてしがらみも多く、難儀な点では上回っていました。
心によく効くブレーキを持ってる人って、知ってか知らずか、意識とも無意識とも考えるより前に自分にブレーキをかけてしまうのでしょうか。凛を見ていると、そうする事が息をするように身についているようで切なかったです。
ラストで再会した後の様子を見て、いかに自分を抑えていたかが伝わってきました。
どちらかだけでも楽しめますが、両方読んだ方が兄弟の関係性やお互いの気持ちがよく分かると思います。
-
-
なんか色々と…驚きというかぶっ飛んでるというか、とにかく刺激的なストーリーでした。主に仁さんの設定(及びスペック)と性格が破天荒で、良いんだか悪いんだか差し引きゼロで普通でもない、何とも評価しづらい感じです。
タロウは高校生で、勉強熱心な真面目な子。好きな人の為なら勇気を出して危険な状況に飛び込んじゃう優しさもあります。そんな彼が、一目惚れの出会いから色々教わることになって…というストーリーなので、常識的に判断して仁さんの方に大人の責任があると思うんです。でも、ぶっ飛んだ性格・設定なので、そこを面白いと思うか「んー」と思うかで好みが分かれるかもしれません。
私は、ストーリー展開自体は好きですし、意外性もあって面白かったのですが、やっぱり少し仁さんの設定が盛りすぎかなーと思いました。でも、そこでタイトルの「DRAT」が活きてくるのかなと、思ったりもしました。なんか色々と…驚きというかぶっ飛んでるというか、とにかく刺激的なストーリーでした。主に仁さんの設定(及びスペック)と性格が破天荒で、良いんだか悪いんだか差し引きゼロで普通でもない、何とも評価しづらい感じです。
>続きを見る
タロウは高校生で、勉強熱心な真面目な子。好きな人の為なら勇気を出して危険な状況に飛び込んじゃう優しさもあります。そんな彼が、一目惚れの出会いから色々教わることになって…というストーリーなので、常識的に判断して仁さんの方に大人の責任があると思うんです。でも、ぶっ飛んだ性格・設定なので、そこを面白いと思うか「んー」と思うかで好みが分かれるかもしれません。
私は、ストーリー展開自体は好きですし、意外性もあって面白かったのですが、やっぱり少し仁さんの設定が盛りすぎかなーと思いました。でも、そこでタイトルの「DRAT」が活きてくるのかなと、思ったりもしました。
-
-
※このコメントにはネタバレが含まれています。
『君は夏のなか』が好きで、こちらも読んでみました。先生の作品は二作めですが、先生はエ◯なしで有名っぽいですよね。実際、今回はBL要素ほぼゼロで、とってもピュアでDKらしい可愛いお話でした。『君は〜』は、高校生から大学生へと成長していくので、キスはあります。それ以上もある…けど、直接的ではないです。どちらもカテゴリーこそBLになってますけど、少女・女性でも問題ないのでは…ってくらいソフトな内容でした。そういう意味ではストーリー性重視の人向けだと思います。
『SとN』は二人の名前の頭文字(イニシャル)を表していて、同時に磁石の両極の意味もあるのではないでしょうか。トリッキーで懐疑的にならざるを得ない始まり方。告白自体が胡散臭くて何かありそうな感じですが、そこを乗り越えて磁石のように引き合う二人を静かに見守りたくなりました。『君は夏のなか』が好きで、こちらも読んでみました。先生の作品は二作めですが、先生はエ◯なしで有名っぽいですよね。実際、今回はBL要素ほぼゼロで、とってもピュアでDKらしい可愛いお話でした。『君は〜』は、高校生から大学生へと成長していくので、キスはあります。それ以上もある…けど、直接的ではないです。どちらもカテゴリーこそBLになってますけど、少女・女性でも問題ないのでは…ってくらいソフトな内容でした。そういう意味ではストーリー性重視の人向けだと思います。
>続きを見る
『SとN』は二人の名前の頭文字(イニシャル)を表していて、同時に磁石の両極の意味もあるのではないでしょうか。トリッキーで懐疑的にならざるを得ない始まり方。告白自体が胡散臭くて何かありそうな感じですが、そこを乗り越えて磁石のように引き合う二人を静かに見守りたくなりました。
-
-
『能美先輩の弁明』がすごく良かったので、こちらも読んでみました。それにしても、先生の作品はどれもこれも星評価が高くて…申し訳ないくらいハードル高めに入ったのですが、軽く飛び越えてくれる面白さと可愛さがありました。
面白いには色々な意味があって、夢魔の中でも落ちこぼれとか契約関係、回収されて初めて知る伏線などです。特に伏線は、ストーリーの核になる重要なものだったし、悪魔との契約を解除する方法が思いつかなかったので、そのあまりに鮮やかな回収劇に感動しました。
そして、エマがとにかく可愛いです。ドヤ顔まで圧巻の可愛さでした。今までは何となく「夢魔=エ◯エ◯」なイメージがあってそんなに好みじゃなかったけど、こちらはストーリー性もあって良かったです。『能美先輩の弁明』がすごく良かったので、こちらも読んでみました。それにしても、先生の作品はどれもこれも星評価が高くて…申し訳ないくらいハードル高めに入ったのですが、軽く飛び越えてくれる面白さと可愛さがありました。
>続きを見る
面白いには色々な意味があって、夢魔の中でも落ちこぼれとか契約関係、回収されて初めて知る伏線などです。特に伏線は、ストーリーの核になる重要なものだったし、悪魔との契約を解除する方法が思いつかなかったので、そのあまりに鮮やかな回収劇に感動しました。
そして、エマがとにかく可愛いです。ドヤ顔まで圧巻の可愛さでした。今までは何となく「夢魔=エ◯エ◯」なイメージがあってそんなに好みじゃなかったけど、こちらはストーリー性もあって良かったです。
-
-
※このコメントにはネタバレが含まれています。
タイトルから三角関係?の話だろうなと予想をしていましたが、それだけではなくて思いがけず面白かったです。DKものは、ほんわかスクールライフの中での出会いとかイベントを通しての話が多いので、三角関係というのは珍しい気がします。あと、展開として多い当て馬がパターンでないのも珍しくていいと思いました。
そして、何より絵が綺麗で可愛いのがポイントで、ストーリーの甘さに合っていました。
ただ1つ…うーんと思ったのは、「直接のシーンはないけど、飲酒の事実があった」ことですかね。絵も素晴らしくストーリーも良いので、酔っ払うシーンが欲しかったにしても、そこはウイスキーボンボン食べて酔っ払った…くらいにしておいても良かった気がしました。その方が可愛いと思うし。そこだけ親目線で気になりましたけど、楽しかったです。タイトルから三角関係?の話だろうなと予想をしていましたが、それだけではなくて思いがけず面白かったです。DKものは、ほんわかスクールライフの中での出会いとかイベントを通しての話が多いので、三角関係というのは珍しい気がします。あと、展開として多い当て馬がパターンでないのも珍しくていいと思いました。
>続きを見る
そして、何より絵が綺麗で可愛いのがポイントで、ストーリーの甘さに合っていました。
ただ1つ…うーんと思ったのは、「直接のシーンはないけど、飲酒の事実があった」ことですかね。絵も素晴らしくストーリーも良いので、酔っ払うシーンが欲しかったにしても、そこはウイスキーボンボン食べて酔っ払った…くらいにしておいても良かった気がしました。その方が可愛いと思うし。そこだけ親目線で気になりましたけど、楽しかったです。
-
-
始まり方に意外性があって、不穏というか不可解というか…独特で、その後の展開が考えられていて良かったです。キャラ同士の関連や絡ませ方に深みがありました。
全体的にハイペースで中身の詰まった印象でした。常に恋愛か事件、または家族関係で何かが起きていて、テンポよく中弛みせずに読めました。
ただ、攻めのキャラが微妙で…好みが分かれるかなと思います。ぶっちゃけ変態ぽいんですよね(笑)職業や設定・展開からしてもちゃんと真面目な良い人ではあるのですが、どうにも様子がおかしいんですよね(特に序盤)。そこんところを受け入れられると面白いし、家族愛や偏見について考える良い話でもあるので楽しめると思います。始まり方に意外性があって、不穏というか不可解というか…独特で、その後の展開が考えられていて良かったです。キャラ同士の関連や絡ませ方に深みがありました。
>続きを見る
全体的にハイペースで中身の詰まった印象でした。常に恋愛か事件、または家族関係で何かが起きていて、テンポよく中弛みせずに読めました。
ただ、攻めのキャラが微妙で…好みが分かれるかなと思います。ぶっちゃけ変態ぽいんですよね(笑)職業や設定・展開からしてもちゃんと真面目な良い人ではあるのですが、どうにも様子がおかしいんですよね(特に序盤)。そこんところを受け入れられると面白いし、家族愛や偏見について考える良い話でもあるので楽しめると思います。
-
-
双子の兄弟(そしてイケメン)と幼馴染みが三兄弟のように育つという、憧れに近い王道ストーリー。読み手を選ばない、初心者向けのスタンダードBLという感じでした。元々先生の作品はハードなものは無い印象ですけど、長編ものが多いです。私は、長編ものを中心に10作品くらい読んでいて大好きな作家さんですが、長編に手を付ける前に作風や絵などの感触を確かめるのにオススメです。
作風と言えば…兄弟や幼馴染みという設定が多い気がしますが、似たような作品はなくて、どれもそれぞれ違った良さがあるのも魅力です。双子の兄弟(そしてイケメン)と幼馴染みが三兄弟のように育つという、憧れに近い王道ストーリー。読み手を選ばない、初心者向けのスタンダードBLという感じでした。元々先生の作品はハードなものは無い印象ですけど、長編ものが多いです。私は、長編ものを中心に10作品くらい読んでいて大好きな作家さんですが、長編に手を付ける前に作風や絵などの感触を確かめるのにオススメです。
>続きを見る
作風と言えば…兄弟や幼馴染みという設定が多い気がしますが、似たような作品はなくて、どれもそれぞれ違った良さがあるのも魅力です。
-
-
『君がわるい恋の話』が良くて『能美先輩の弁明』でハマり、『エマのごちそう』とこちらを読みましたが、どれも(特に『能美先輩〜』)面白さが段違いでした。
今回はSEである二人のお話で、仕事関係の深掘りまではせずとも上部だけでもない…素人にも優しい仕事内容・用語説明が嬉しかったし、それらを恋愛なり人生観なりに関連付けて話を進めていたのが面白かったです。
そういう心配りがそこここに見られて、IT用語や仕事関係を楽しく理解しながら読み進められました。だけど一番肝心のタイトルとの関連だけは説明がないので、ラストまで読んだら是非タイトルの意味を調べてほしいです(IT業界での意味合いでいいと思います)。分かってみると「おおー」と、また少し心が拓けた気持ちになれると思います。『君がわるい恋の話』が良くて『能美先輩の弁明』でハマり、『エマのごちそう』とこちらを読みましたが、どれも(特に『能美先輩〜』)面白さが段違いでした。
>続きを見る
今回はSEである二人のお話で、仕事関係の深掘りまではせずとも上部だけでもない…素人にも優しい仕事内容・用語説明が嬉しかったし、それらを恋愛なり人生観なりに関連付けて話を進めていたのが面白かったです。
そういう心配りがそこここに見られて、IT用語や仕事関係を楽しく理解しながら読み進められました。だけど一番肝心のタイトルとの関連だけは説明がないので、ラストまで読んだら是非タイトルの意味を調べてほしいです(IT業界での意味合いでいいと思います)。分かってみると「おおー」と、また少し心が拓けた気持ちになれると思います。
-
-
シリーズものと知って読んでみました。随分前に『僕のおまわりさん1〜3』を読んでいて、てっきりこちらがスピンオフかと思っていたらば逆でした。どちらも未読という方は、こちらが先ですのでお気をつけ下さい。
先生の初コミックスという意味では、凄く完成度が高いと思うんですけど…シリーズを前後してしまったのが私の敗因と言うか、『僕のおまわりさん』が良すぎたし印象が強すぎて、つい比べてしまいました。
両作品の受け同士は同い年で幼馴染み、隂寄りと陽のタイプこそ違うけれどそんなに離れていないイメージです。私のポイントはそこじゃなく、攻めのキャラが違う点です。同じわんこ系でも中型室内犬と大型警察犬くらい違います。で、私は警察犬の方が好きだったという好みの問題もあるかもしれません。
こちらを読んだ後に盛り上がって『僕の〜』を再読しましたら、割とこちらの二人が登場していて楽しかったです。シリーズものと知って読んでみました。随分前に『僕のおまわりさん1〜3』を読んでいて、てっきりこちらがスピンオフかと思っていたらば逆でした。どちらも未読という方は、こちらが先ですのでお気をつけ下さい。
>続きを見る
先生の初コミックスという意味では、凄く完成度が高いと思うんですけど…シリーズを前後してしまったのが私の敗因と言うか、『僕のおまわりさん』が良すぎたし印象が強すぎて、つい比べてしまいました。
両作品の受け同士は同い年で幼馴染み、隂寄りと陽のタイプこそ違うけれどそんなに離れていないイメージです。私のポイントはそこじゃなく、攻めのキャラが違う点です。同じわんこ系でも中型室内犬と大型警察犬くらい違います。で、私は警察犬の方が好きだったという好みの問題もあるかもしれません。
こちらを読んだ後に盛り上がって『僕の〜』を再読しましたら、割とこちらの二人が登場していて楽しかったです。
-
-
『僕の可愛い酔っ払い』の続編です。前作は先生の初作品ということもあり、今ほど陰のある設定やストーリーではありませんでしたが、今回は翳りが濃かったと思います。私は、特別暗い作品が好きなわけでもなく、むしろ明るい方が好きなくらいですが、先生の作品は独特の陰の中に痛いけど優しい感情があるようで好きです。
切なさく苦しい中にも確かに感じられる温もりがあるような…例えるなら夜空に輝く月ですかね。圧倒的な暗さの中で、満月でも太陽の何分の一かの明るさでしかない月。それでも闇夜より星明かりより明るく、その光は温かい。そんな唯一無二の作風が良いと思います。
今回は何度も修羅場や苦しい場面がありますが、暗闇の中で僅かな明かりを頼りに互いを見つけ、疑心暗鬼になったり躓きながらも、心を通わせ寄り添い合う二人の姿に感動しました。設定とか展開とか、かなり考えられていましたし、人間関係の愛憎も複雑で読み応えがありました。別のキャラ(壽)でスピンオフが作れるのでは?と思うくらいに心理描写の掘り下げも素晴らしかったです。
シリーズものですが、個人的には単品で読んでもOKと思います。『僕の可愛い酔っ払い』の続編です。前作は先生の初作品ということもあり、今ほど陰のある設定やストーリーではありませんでしたが、今回は翳りが濃かったと思います。私は、特別暗い作品が好きなわけでもなく、むしろ明るい方が好きなくらいですが、先生の作品は独特の陰の中に痛いけど優しい感情があるようで好きです。
>続きを見る
切なさく苦しい中にも確かに感じられる温もりがあるような…例えるなら夜空に輝く月ですかね。圧倒的な暗さの中で、満月でも太陽の何分の一かの明るさでしかない月。それでも闇夜より星明かりより明るく、その光は温かい。そんな唯一無二の作風が良いと思います。
今回は何度も修羅場や苦しい場面がありますが、暗闇の中で僅かな明かりを頼りに互いを見つけ、疑心暗鬼になったり躓きながらも、心を通わせ寄り添い合う二人の姿に感動しました。設定とか展開とか、かなり考えられていましたし、人間関係の愛憎も複雑で読み応えがありました。別のキャラ(壽)でスピンオフが作れるのでは?と思うくらいに心理描写の掘り下げも素晴らしかったです。
シリーズものですが、個人的には単品で読んでもOKと思います。
-
-
表題作(リーマン)+短編(DK)という内容で、最後にそれぞれの書き下ろしがありました。どちらも短いながら充実していて読み応えがありました。
表題作は、他の作品にあるようなギャグっぽさが少なくて、真面目な話というかテーマみたいなものが根幹にある恋愛ものでした。丹羽も椎名も社会から拒絶されるような…ある意味、似たような状況を経験していて、どうやって乗り越えるのか興味深く読みました。特に椎名の事情は、読んでいる時から違和感なくスッと入ってきましたけど、あとがきで先生ご自身の経験もあるのだと知って、なる程と納得しましたし、今後の参考にしたいと思いました。当て馬の動かし方も素晴らしく、意外な事実に意表をつかれて楽しかったです。
病気(?症状?)の克服と二人の関係など、多幸感いっぱいで終わる表題作だけでも良かったですが、短編も最高でした。先生の作品にしては珍しく(私が読んだ4作品の中では初)短髪・刈り上げキャラがめっちゃかっこ良く、プラス眼鏡というのも似合っていて私の理想に近かったです。見た目通りに男らしく真面目な子が、怪しくも可愛い行動をする様子に萌を感じました。表題作(リーマン)+短編(DK)という内容で、最後にそれぞれの書き下ろしがありました。どちらも短いながら充実していて読み応えがありました。
>続きを見る
表題作は、他の作品にあるようなギャグっぽさが少なくて、真面目な話というかテーマみたいなものが根幹にある恋愛ものでした。丹羽も椎名も社会から拒絶されるような…ある意味、似たような状況を経験していて、どうやって乗り越えるのか興味深く読みました。特に椎名の事情は、読んでいる時から違和感なくスッと入ってきましたけど、あとがきで先生ご自身の経験もあるのだと知って、なる程と納得しましたし、今後の参考にしたいと思いました。当て馬の動かし方も素晴らしく、意外な事実に意表をつかれて楽しかったです。
病気(?症状?)の克服と二人の関係など、多幸感いっぱいで終わる表題作だけでも良かったですが、短編も最高でした。先生の作品にしては珍しく(私が読んだ4作品の中では初)短髪・刈り上げキャラがめっちゃかっこ良く、プラス眼鏡というのも似合っていて私の理想に近かったです。見た目通りに男らしく真面目な子が、怪しくも可愛い行動をする様子に萌を感じました。
-
-
※このコメントにはネタバレが含まれています。
『52ヘルツの共振』に感動して作者さん買いです。どことなく哲学めいた心情の掘り下げが丁寧にされているので好きな作家さんです。他にも設定のリンクの仕方に神がかったものを感じて興奮します。更にそれらを有効的にストーリーに絡ませる手法も凄いなと思います。
具体的には、小都(おづ)とオズ(の魔法使い)やスリーピング・ビューティー(眠れる森の美女)とスリープレス・ビューティー(タイトル)で、ストーリーとセリフに有効活用されていて、二人の行動に説得力が出ていたと思います。
哲学的なところは、例えば「危ないやつが安心させてくれようとするのがよかった」というセリフ。危ないと安心は真逆だと思うのに、「それが良かった」というパラドックスめいた心情の吐露に真理を見た気がしました。『52ヘルツの共振』に感動して作者さん買いです。どことなく哲学めいた心情の掘り下げが丁寧にされているので好きな作家さんです。他にも設定のリンクの仕方に神がかったものを感じて興奮します。更にそれらを有効的にストーリーに絡ませる手法も凄いなと思います。
>続きを見る
具体的には、小都(おづ)とオズ(の魔法使い)やスリーピング・ビューティー(眠れる森の美女)とスリープレス・ビューティー(タイトル)で、ストーリーとセリフに有効活用されていて、二人の行動に説得力が出ていたと思います。
哲学的なところは、例えば「危ないやつが安心させてくれようとするのがよかった」というセリフ。危ないと安心は真逆だと思うのに、「それが良かった」というパラドックスめいた心情の吐露に真理を見た気がしました。
-
-
作者さん買いです。私の中で先生の作品は「間違いがない」認定していて、どれもこれも面白いです。エ◯方面にも強い作家さんだと思いますが、私はストーリー性重視派なので、あくまでもストーリー的にどうかで判断しています。今回は、タイトルに絡めて?か、キスはあってもエ◯は少なく、内容で笑わせてくれました。
出だしの物々しいセリフから始まり、なぜキスしてはいけないのか?などの設定が面白いし、物騒なことを言う割には淡々として浮世離れした感じの七瀬も笑えました。
ただ一つ…内容には全く関係ないし、ほとんどの人にとってどーでもいい事でしょうけど、どうして朝霧宗介の呼び方が「ピッピ」なのか?だけが謎で気になっています。作者さん買いです。私の中で先生の作品は「間違いがない」認定していて、どれもこれも面白いです。エ◯方面にも強い作家さんだと思いますが、私はストーリー性重視派なので、あくまでもストーリー的にどうかで判断しています。今回は、タイトルに絡めて?か、キスはあってもエ◯は少なく、内容で笑わせてくれました。
>続きを見る
出だしの物々しいセリフから始まり、なぜキスしてはいけないのか?などの設定が面白いし、物騒なことを言う割には淡々として浮世離れした感じの七瀬も笑えました。
ただ一つ…内容には全く関係ないし、ほとんどの人にとってどーでもいい事でしょうけど、どうして朝霧宗介の呼び方が「ピッピ」なのか?だけが謎で気になっています。
-
-
ストーリーは、だいたい予想通りのストレート展開だったと思います。その分を二人の過去設定を深掘りする事で工夫してありました。琥太郎の方は真面目な性格とは真逆に明るくユーモラスで、遊び人の理人の方もイメージと違ってシリアスで傷も深めなのが用意されていて、ストーリーに幅を持たせていたと思います。
リオナ先生の作品はどれもセリフが面白くて大好きです。今回も、自分達の見せかけ恋愛を見守る三大勢力を三国志に例える所が面白かったです。ストーリーは、だいたい予想通りのストレート展開だったと思います。その分を二人の過去設定を深掘りする事で工夫してありました。琥太郎の方は真面目な性格とは真逆に明るくユーモラスで、遊び人の理人の方もイメージと違ってシリアスで傷も深めなのが用意されていて、ストーリーに幅を持たせていたと思います。
>続きを見る
リオナ先生の作品はどれもセリフが面白くて大好きです。今回も、自分達の見せかけ恋愛を見守る三大勢力を三国志に例える所が面白かったです。
-
-
※このコメントにはネタバレが含まれています。
これぞ先生!!という少し捻った爆笑NTR作品でした。今回は笑いに振り切っていて、「棒だけに相棒」というセリフやタカシの設定と展開、何もかもが馬鹿馬鹿しい程に(褒めてます)面白くて、大真面目に論じたり行動したりする二人にニヤニヤ吹き出しながら読みました。
特にタカシの擬人化が止まらなくて、「あー面白い」と満足した所から更に上があったのは嬉しい誤算でした。終いには「タカシに誓って…」と神ポジションまで行き着く始末で、天井知らずの面白さに笑いが止まりせんでした。決して人前で読めない危険な面白さだと思います。これぞ先生!!という少し捻った爆笑NTR作品でした。今回は笑いに振り切っていて、「棒だけに相棒」というセリフやタカシの設定と展開、何もかもが馬鹿馬鹿しい程に(褒めてます)面白くて、大真面目に論じたり行動したりする二人にニヤニヤ吹き出しながら読みました。
>続きを見る
特にタカシの擬人化が止まらなくて、「あー面白い」と満足した所から更に上があったのは嬉しい誤算でした。終いには「タカシに誓って…」と神ポジションまで行き着く始末で、天井知らずの面白さに笑いが止まりせんでした。決して人前で読めない危険な面白さだと思います。
-
-
雰囲気的に「先生の作品は好きだし、出だしは面白そうだけど怖くないかな」と、少し不安でした。でも諦めきれなくて読んでみたら、ホラー関係は読むのも見るのも(屋敷類に)入るのも全くダメな私でも大丈夫だったし、凄く面白かったです。
先生もあとがきで「コ◯ンが読めて、アン◯チュラルが観れる方ならいける」と仰っていて、私が当にコレでした。特にコ◯ンは小学生でも観れると思うので、大抵の大人は大丈夫な気がします。
出だしから雰囲気のある夜泉との出会い、突然のイベント発生と能力開花、序章からアップテンポで引き込まれました。1巻を読み終わってもまだ夜泉の為人や役どころ、バックグラウンドなどに謎が多くて、今後の展開に期待しかありません。
それと陽名の抱える問題とが、どう関係してくるのか?も気になるところです。雰囲気的に「先生の作品は好きだし、出だしは面白そうだけど怖くないかな」と、少し不安でした。でも諦めきれなくて読んでみたら、ホラー関係は読むのも見るのも(屋敷類に)入るのも全くダメな私でも大丈夫だったし、凄く面白かったです。
>続きを見る
先生もあとがきで「コ◯ンが読めて、アン◯チュラルが観れる方ならいける」と仰っていて、私が当にコレでした。特にコ◯ンは小学生でも観れると思うので、大抵の大人は大丈夫な気がします。
出だしから雰囲気のある夜泉との出会い、突然のイベント発生と能力開花、序章からアップテンポで引き込まれました。1巻を読み終わってもまだ夜泉の為人や役どころ、バックグラウンドなどに謎が多くて、今後の展開に期待しかありません。
それと陽名の抱える問題とが、どう関係してくるのか?も気になるところです。
-
-
これは…好き嫌いというか賛否両論というか、良い悪いではなくて意見の分かれる作品かと思います。とりあえず私のように『手中に落としていいですか』が好きで、ほとんどの作品を読んでいるからとか、星評価が高いからとかの理由だけで読み始めない方がいいです。
というのは、完結にはなっていませんが一応の終わりは迎えています。でもだからといって続きものでもないからです。あとがきで先生が「オレたちの戦いはこれからだ!な終わり方をよくやると自覚しています。もやもやしたらごめんなさい」と仰っています。つまり、真のエンド(この先の未来)は読者の想像にお任せしますパターンですよね。信じるか信じないかはあなた次第です的な。「できたら続きが描きたい」とも仰っているので、大人の事情も関係している気がします。
ビタースイートという言葉がぴったりのお話で、二人の年の差からくる考えの甘さと大人なら誰しも持つ裏の顔、大人だからこそ本気の恋愛に戸惑う様子と若気の至りで痛い目を見てもやり直せる素直さ、相手に選択権があるように見せかけて実質主導権を握る狡さと傷を負っても立ち上がり前進しようとする愚直さ。どれもこれもが対照的で、だからこそヒヤヒヤする面もありましたが、見た目や雰囲気に反して純愛でした。
メイジーの意味は、迷路のような・曲がりくねった・混乱した・込み入ったなどです。タイトルのイメージ通り、一筋縄ではいかない相手との恋愛が存分に楽しめました。これは…好き嫌いというか賛否両論というか、良い悪いではなくて意見の分かれる作品かと思います。とりあえず私のように『手中に落としていいですか』が好きで、ほとんどの作品を読んでいるからとか、星評価が高いからとかの理由だけで読み始めない方がいいです。
>続きを見る
というのは、完結にはなっていませんが一応の終わりは迎えています。でもだからといって続きものでもないからです。あとがきで先生が「オレたちの戦いはこれからだ!な終わり方をよくやると自覚しています。もやもやしたらごめんなさい」と仰っています。つまり、真のエンド(この先の未来)は読者の想像にお任せしますパターンですよね。信じるか信じないかはあなた次第です的な。「できたら続きが描きたい」とも仰っているので、大人の事情も関係している気がします。
ビタースイートという言葉がぴったりのお話で、二人の年の差からくる考えの甘さと大人なら誰しも持つ裏の顔、大人だからこそ本気の恋愛に戸惑う様子と若気の至りで痛い目を見てもやり直せる素直さ、相手に選択権があるように見せかけて実質主導権を握る狡さと傷を負っても立ち上がり前進しようとする愚直さ。どれもこれもが対照的で、だからこそヒヤヒヤする面もありましたが、見た目や雰囲気に反して純愛でした。
メイジーの意味は、迷路のような・曲がりくねった・混乱した・込み入ったなどです。タイトルのイメージ通り、一筋縄ではいかない相手との恋愛が存分に楽しめました。
-
-
『ヤクヨメ◯』のスピンオフ…イワオの子分?的ポジションだったタキの話です。このスピンオフの存在を知ったのが最近で、でもスピン元を読んだのは大分前で…1回読んだだけでは名前もキャラも全く思い出せなかったので(なんせスピンオフですから)潔くスピン元から読み直してみました。
『ヤクヨメ◯』良かったです。本当ならエ◯に走り過ぎとか、攻めのクズっぽい性格とか、苦手な方なんですけどね…それ以上の重苦しいものに押しつぶされるような、感動とは違う何かに心を動かされました。やはり元を読んでからだと断然良さが違いました。タキ以外にもヒロもきららも少しですが登場していて、そのシーンも良い雰囲気でしたが、こちらでも日常の1ページを見られたようで楽しかったです。
どちらも私のオススメ度は高いですけど、好みが分かれると思うので、試し読みは必須だと思います。『ヤクヨメ◯』のスピンオフ…イワオの子分?的ポジションだったタキの話です。このスピンオフの存在を知ったのが最近で、でもスピン元を読んだのは大分前で…1回読んだだけでは名前もキャラも全く思い出せなかったので(なんせスピンオフですから)潔くスピン元から読み直してみました。
>続きを見る
『ヤクヨメ◯』良かったです。本当ならエ◯に走り過ぎとか、攻めのクズっぽい性格とか、苦手な方なんですけどね…それ以上の重苦しいものに押しつぶされるような、感動とは違う何かに心を動かされました。やはり元を読んでからだと断然良さが違いました。タキ以外にもヒロもきららも少しですが登場していて、そのシーンも良い雰囲気でしたが、こちらでも日常の1ページを見られたようで楽しかったです。
どちらも私のオススメ度は高いですけど、好みが分かれると思うので、試し読みは必須だと思います。