歪みと絶望が引き寄せた奇妙な二人。けれどとても綺麗なお話でした。
二人のこれからがとても気になります。

面白かったけどとりあえずまず一言、この話、別に異世界転生ものではないです。
主人公たちは全員現代人だし、舞台はほぼ日本。主人公はアイラくんと体が入れ替わっただけです。というわけでジャンル的には正しくは『現代入れ替わりもの』になります。
「俺の想定していた異世界転生ものはこれじゃない」
にならないよう、ご注意くださいませ。

後は基本的にこの作者さん特有のゆる～くてえっちな感じのお話です。シュナとアイラの事情とか細かく説明されず不完全燃焼な感じはありましたが、個人的には好きです。

身長180センチの高身長イケメン男子が巨人の国に召喚されて小人扱いされちゃうギャップ系なお話。
受けを単体で見ると大きいのに隣に70センチでかい攻めが立つからどうしても小さく見えてしまいます。
内容は一か月の間お試し交際期間を二人が始めたり、受けがピンチになったり、と王道な感じです。
わかりやすく山場!というところで続いているので続きが楽しみです。
エロシーンは受けも攻めもムキムキで好みでした。

※このコメントにはネタバレが含まれています。

タイトル通りの、熱烈に愛を告げてくる後輩に『一日だけ』と頼み込まれ受け入れた会社の先輩後輩もの。
開始十数ページで実は両想いだったことが判明する二人、けど受けは将来のことを考えて恋人じゃなくあくまで仕事仲間でいたいと告白をはねのけ、攻めもそれを受け入れこの一日だけは恋人でいようと持ち掛ける。

そこからの後輩の『一日だけだから』『恋人だから』の猛攻がものすごい。電車内で貪られ、旅館で一晩中がっつかれ、別れ際までずっと求められ。とにかくエロ描写が濃密。
加えてその合間合間に、二人がどのように出会ったか、お互い好きになったかを挟んでくるので、ただエロなだけでもありませんでした。なかなか読みごたえがあって面白かったです。

ただ前述の通りエロの合間に恋愛エピが挟まるので片方に集中しづらいこと、全体的なストーリーの流れはまあそうだろうなあという読める展開だったのは残念なところ。あとたまに元々童顔設定の受けがベッドの中でさらに若返っていて、同一人物に見えない場面があったのは気になりました。

年上の既婚者ばかり好きになるゲイの受けがわんこ系年下にほだされちゃうお話と、デリヘルを呼んだら会社の性格悪い先輩が来た新入社員のお話、中編2本立て。

うーん、個人的には最初のお話だけで1冊読みたかったです。

故郷に戻ってきた小説家と土地を守る竜神様のお話。
祖母と龍神が交わした約束、突然の乱入者、過去のトラウマなどもろもろ刺激されつつ二人の仲はゆっくり進展……という感じの一巻でした。
続き物と知らなかったので先が気になります……!

作者さんの過去著作「ためいきデイドリーム」に書かれたお話の続きだそうです。
私はそれを知らずに買ったので最初明らかに続きっぽくてちょっと混乱しました……。
それでも十分に二人の恋が優しくまっすぐで楽しかったので、今度過去作の方も買おうと思います。

絵が綺麗で読みやすかったです。個人的には原作のイラストより好みでしたね。
原作における10話までを収録、BL描写はほぼほぼなしで「治療」のシーンもあっさり目だったので、BLライト層でも楽しめると思います。
このペースだとおそらく1部完結までは3～5巻程度になると思いますので、長く付き合っていきたいですね。

小さな村の風習に縛られた二つの家の子供たちのお話。
自分じゃなくてもいい、村の掟、家のため、色々なことで悩む主人公たちの一途な恋。
両親のお話も含めとても切なくて素敵でした。

女装風俗で働く攻めと、痴漢されて以来怖いのにお尻に興味を持ってしまったノンケ。
二人それぞれに嫌な思い出があって、でもお互いにそれを塗り替えていく、お似合いな二人でした。
全体的に明るく可愛くノリが軽い感じのお話で、楽しく読めました。
女装プレイが苦手でなければおすすめします。

※このコメントにはネタバレが含まれています。

腕はいいのに不運な潜入捜査官の初めてを奪った憎いマフィア、その正体は同じく潜入捜査官だった!
というマフィア×捜査官ものかと思いきや捜査官のバディ物です。
べた惚れの攻めに対して時間稼ぎの為とはいえマフィアの前で辱められた受けはツンツンで、でも何だかんだいいようにされちゃう。そんな二人の関係を楽しむお話かと思いきや、中盤からはかなりシリアスになっていきます。
作者様もおっしゃられていた通りラストが弱いかなと思いましたが(あと1話くらい欲しかった)、受けが好みの細マッチョで、プレイの種類も多めで個人的には楽しめました。
一応、攻め以外に抱かれるシーンもややありますので苦手な方は要注意です。
機会があれば続巻が欲しいです。

作者さん買いです。相変わらず絵が美しい。表情も体の描き方もとても好みです。
内容はなんて言うのか、純愛エロ催眠マッサージ?受けが分かっててエロ催眠かけられちゃうのは新しいですね。
ムッツリなのに必死な攻めと流されやすい受けにいやその理屈はおかしいだろと笑いつつも楽しませていただきました。

ムッツリ親友×ムラムラが見えちゃう主人公の勘違い系ドタバタエロコメディ?なお話。
もちろんシリアスな場面もありましたが、読者からすると攻めの感情丸わかりで受けの逆効果な行動に笑っちゃったりして飽きずに楽しめました。絵も可愛くて好みでしたしエロも濃い目です。満足しました。

不眠外科医×ED内科医と外科医×アナウンサーの二本立て。
正直どちらも『ええここで終わり!?』って感じだったのでそれぞれあと3,4話ずつくらい読んでいたかった……!
EDのせいでウッカリ下ネタ口に出しちゃう系の受けが可愛かったです。

※このコメントにはネタバレが含まれています。

何様やねんと言いたくなるくらい傍若無人な攻め×心配になるくらいいい子過ぎる受け。セフレから始まった二人がお互いいつの間にか好きになっちゃう割と王道なお話ですが、絵も綺麗で楽しめました。
攻めが普段何してる人なのかとか、廃倉庫や路地裏でやる場面が多くて人の目や健康状態がやや気になるなとか思ってしまいました。

※このコメントにはネタバレが含まれています。

エロ度低めの優しくあたたかな二人の恋を描く素敵な物語でした。
大正時代だからか研究が盛んではなく、オメガ用の抑制剤がなかったり、逆に獣人が理性を失わないよう普段から抑制剤を服用していたりと、この作品ならではの設定もちゃんと考えられていてよかったと思います。
番になるシーンであの牙で噛まれたら痛そうだなあとか考えてしまいました。

現実で見知っていたけど、ゲームでお互い近づき合った二人。
ずっとくっつきそうでくっつかなくて、近づいたようですれ違って、本当にタイトルの『ドッグファイト』という言葉がふさわしい二人でした。
本編はすれ違いピュアな感じですが、おまけは結構エロかったです。

こんな40代がいてたまるか!というくらい美しい受けが可愛かったです。そしてそんな受けに過去の因縁から異常な執着を見せる攻めがまたよく、自分では気づいていない執着の理由に気付いて修正しようとする割に無防備な受けの構図や、攻めが気付いてから一気に押せ押せで来るのも楽しかった。
ただ繰り返すが受けが本当に皺の一つもない美人でとても40代には見えないので作中のおっさん発言に違和感しかなかった。それでも面白かったけど。

コミックス版からじゃ想像つかないくらいの平和でほのぼのとした空間、そしてラブラブなジュダとダート……温度差に風邪を引きそうな可愛らしい一冊です。
子供たちメインと思いきやちゃんとジュダとダートのいちゃいちゃも書かれてるので満足ですね!

尊大で不器用で甘えたな犬神様が可愛い。真面目なのに快楽には流されちゃう受けもいいですね。
犬神様がもふもふ&獣プレイありで個人的には大満足。
雰囲気や表現が独特で、言葉よりも雰囲気で感じろ!という作風でしたが私は好きです。

狼族へ嫁ぐことになった兎族の少年。異種族の同じ男へ嫁ぐことになった受けの葛藤や、排他的だった攻めと少しずつ距離を縮めていく描写がとてもよかったです。
絵も綺麗で、エロさは殆どないけどそれを超える満足感がすごい作品でした。これがデビュー作とは……。

天然タラシな受けがとにかくかわいい!毎回悩殺されて悶々としてる攻めがかっこよくも笑えて……。
キャラもお話もよかったです!

普段は甘いマスクの紳士なのに原稿が上がると野生剥き出しになってしまう攻めという設定が面白かった。創作活動してるとよくある脱稿ハイってやつですねww
そしてそんな攻めに襲われてショックを受けるもそれ以上に大好きな彼の小説を逃したくない受けの執念と深い愛情(小説への)がまたよかったです。その愛情がじわじわ作者にも向けられていくのが見どころですね。

αだと思っていた受けが実はΩで、αの幼馴染二人に抱かれ番を迫られちゃうお話。
試し読みで一話丸々読ませてもらった時はシリアステイストになるのかと思いましたが、実際は受けの性格もありわりとコミカルにお話が進みました。
ナルシストなお坊ちゃんだけどなんだかんだフィジカルもメンタルも強い受けを中心にキャラも関係性もとても立っており、どちらかを選べと言いつつ円満3Pしてしまったりと三人のやり取りを観てるだけで面白いです。
下巻の発売を楽しみにしています。

表題作を中心に、基本的に脅し脅され無理矢理から始まるBL5本立て。
最終的には色々あれど和姦になっちゃうところが重すぎなくていいですね。
ただエロ重視なのでストーリーはほぼない作品ばかりので、ストーリーを求める方にはおすすめしません。