先生のせんせい
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完結
商品詳細
――“ほっと息を抜いて、甘いものを食べよう。” 初めてクラスを担うことになった小学校の教師、大路。入学式で顔を合わせたスクールカウンセラーの保美(やすみ)は過去に自分を救ってくれた。α(アルファ)としてどう立ち回っていけば良いのか悩んでいた思春期を保美の存在が支えてくれた。信頼感はいつしか心をときめかせる恋になっていた。しかしそれもこれも全ては遠い昔の話……と言い聞かせたはずが、保美は相変わらず煌めいて見える。
子供達と過ごす賑やかな日常と、育まれていくあたたかな愛情。世界は見たいように見えるはず、希望と優しさに溢れるオメガバース。
ユーザーの推薦コメント
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※このコメントにはネタバレが含まれています。
先生の作品はコンプリートする勢いで読んでいて、どのお話も(裏の世界の人が出てくるようなのでも)どことなく優しい空気があって好きです。優しい雰囲気の中にもどこか捉えどころのない寂寥感みたいなものが感じられる作風もいいなと思います。
特に今作は舞台が小学校ということもあって、優しさ7〜8対寂寥感3〜8くらいの割合の温かいお話でした。あと気付いただけでも3つの工夫とかパラドックス?みたいな、ありきたりでない展開が作品を奥深いものにしていたと思います。
一つは「初恋は実らない」。これは、イコール初恋の相手とは結ばれないと普通は捉えていますよね。今回も実際そうなんですが、そうじゃない…。
二つめは「お互い一回ずつ振られた事になってた」こと。これによって不思議な両片思いに陥るという奇妙な構図になりました。
三つめは「先生と生徒から先生と先生へ」の状況変化です。よくあるのは、先生と生徒のままの関係・卒業して生徒ではなくなる関係です。今回は生徒が先生になって再会…で、タイトルの『先生の先生』へ。どういう巡り合わせか運命か…社会人になってもピュアな感覚の残る素敵なお話でした。先生の作品はコンプリートする勢いで読んでいて、どのお話も(裏の世界の人が出てくるようなのでも)どことなく優しい空気があって好きです。優しい雰囲気の中にもどこか捉えどころのない寂寥感みたいなものが感じられる作風もいいなと思います。
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特に今作は舞台が小学校ということもあって、優しさ7〜8対寂寥感3〜8くらいの割合の温かいお話でした。あと気付いただけでも3つの工夫とかパラドックス?みたいな、ありきたりでない展開が作品を奥深いものにしていたと思います。
一つは「初恋は実らない」。これは、イコール初恋の相手とは結ばれないと普通は捉えていますよね。今回も実際そうなんですが、そうじゃない…。
二つめは「お互い一回ずつ振られた事になってた」こと。これによって不思議な両片思いに陥るという奇妙な構図になりました。
三つめは「先生と生徒から先生と先生へ」の状況変化です。よくあるのは、先生と生徒のままの関係・卒業して生徒ではなくなる関係です。今回は生徒が先生になって再会…で、タイトルの『先生の先生』へ。どういう巡り合わせか運命か…社会人になってもピュアな感覚の残る素敵なお話でした。
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