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緑土なす(6)新婚旅行と、遠い雷鳴<電子限定かきおろし付>【イラスト入り】 の推薦コメント一覧(2件)

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  • ミニョン

    ※このコメントにはネタバレが含まれています。

    何年か前から作品の存在と人気の高さは知ってはいて、いつか読みたいと思っていました。この度、ご縁があって読んでみたら…私はハマりました。物語の主軸(本編)は厳密には2巻までだと思います。3巻以降は、続編寄りの後日談的なものやキャラクターごとのSS短編集という感じでした。

    特に5巻は評価の分かれるところで、大半を「IFの物語」もしもこうだったら…の世界が語られています。読み続けるか迷う人は、2巻で一応の区切りをつけるといいかなと思います。ハマるかハマらないか、遅くとも2巻までで続きが読みたいか否かで判別できると思います。
    ハマってしまえば、人によっては地雷の兄弟もの・無理矢理に近い行為・フツメン&オジ受けなど、「どんとこーい」とは思わないまでも独特の世界観の一端としては悪くないと思えました。

    これだけの長編を物凄くコンパクトに単純化して言うと「シンデレラストーリー」です。であるのに、作り込まれた世界観と設定、高い心理描写・人物描写で読み応えのあるものになっていると思います。特に足弱の「そもそも名前のない自分と、名前があっても呼んでくれる人がいないのとではどちらが淋しいものだろうか」というセリフは、「誰も名前を呼ばない」という事実は同じでも中身はまるで違う…淋しさを表現する為の切り口が素晴らしいなと思いました。

    足弱が、最高権力者である今世王(レシェイヌ)の寵愛を受けつつもなかなか不安が消えず、いつまでも腰の低い態度と心境でいた事にもキャラの掘り下げができていて、ファンタジーでありながらリアリティがあるように感じました。

    全体を通して、灰色狼たちの在り方は「忠義・忠臣を目に見える形にしたら彼らの姿になる」のではないか思う程でした。2巻の危機的場面でその真髄を目の当たりにした時は、足弱同様に涙が出てきてしまいました。
    いつまでも続いてほしい、ずっと見守っていたいきたいと思う作品です。

    何年か前から作品の存在と人気の高さは知ってはいて、いつか読みたいと思っていました。この度、ご縁があって読んでみたら…私はハマりました。物語の主軸(本編)は厳密には2巻までだと思います。3巻以降は、続編寄りの後日談的なものやキャラクターごとのSS短編集という感じでした。

    特に5巻は評価の分かれるところで、大半を「IFの物語」もしもこうだったら…の世界が語られています。読み続けるか迷う人は、2巻で一応の区切りをつけるといいかなと思います。ハマるかハマらないか、遅くとも2巻までで続きが読みたいか否かで判別できると思います。
    ハマってしまえば、人によっては地雷の兄弟もの・無理矢理に近い行為・フツメン&オジ受けなど、「どんとこーい」とは思わないまでも独特の世界観の一端としては悪くないと思えました。

    これだけの長編を物凄くコンパクトに単純化して言うと「シンデレラストーリー」です。であるのに、作り込まれた世界観と設定、高い心理描写・人物描写で読み応えのあるものになっていると思います。特に足弱の「そもそも名前のない自分と、名前があっても呼んでくれる人がいないのとではどちらが淋しいものだろうか」というセリフは、「誰も名前を呼ばない」という事実は同じでも中身はまるで違う…淋しさを表現する為の切り口が素晴らしいなと思いました。

    足弱が、最高権力者である今世王(レシェイヌ)の寵愛を受けつつもなかなか不安が消えず、いつまでも腰の低い態度と心境でいた事にもキャラの掘り下げができていて、ファンタジーでありながらリアリティがあるように感じました。

    全体を通して、灰色狼たちの在り方は「忠義・忠臣を目に見える形にしたら彼らの姿になる」のではないか思う程でした。2巻の危機的場面でその真髄を目の当たりにした時は、足弱同様に涙が出てきてしまいました。
    いつまでも続いてほしい、ずっと見守っていたいきたいと思う作品です。

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  • guest

    ※このコメントにはネタバレが含まれています。

    世界観があって長編ですが読んでいて飽きません。足弱の生い立ちでもしも王族と暮らしていたらどうなっていたのだろうと妄想してしまいます。

    世界観があって長編ですが読んでいて飽きません。足弱の生い立ちでもしも王族と暮らしていたらどうなっていたのだろうと妄想してしまいます。

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